Vol.5 「ゆとり教育」で学力はあがった?

 OECD(「経済協力開発機構」の略)加盟国の生徒の学習到達度をみるPISAテストというのがあります。
義務教育終了段階の15歳を対象に、知識や技能を実生活の様々な場面で直面する課題にどの程度活用するかを評価するテストで、読解力、数学的リテラシー、科学的リテラシーの3分野について、2000年以降、3年ごとに調査を実施しています。

そのPISAテストの2012年実施の結果が出ました。2012年に15歳ということは、小学校に入ったときから「ゆとり教育」を受けている年齢の子どもです。
結果は、読解力、数学的リテラシー、科学的リテラシーの3分野すべてにおいて、平均得点が比較可能な調査回以降、最も高くなっていました。
「ゆとり教育」は、教科書の内容を少なくして、時間が浮いた分で個人個人の自主性を伸ばすことを目的としたものでした。
「ゆとり教育」は学力を下げてはいませんでした。逆に学力は上がっていたのです。最近の「ゆとり教育の見直しによる成果」ではありません。なぜなら、見直す前にテストを受けているのですから。

それに、今でも「脱ゆとり」ではないですよ。教科書は多少厚くなりましたが、ゆとり教育の理念は変わっていないと文部科学省のホームページにも書いてあります。

⇨ … ~ 2012年調査国際結果の要約 ~
文部科学省 国立教育政策研究所