Vol.11 女性の活用と働き方の「調整」

 配偶者控除の廃止は早くても2016年からだといわれています。
扶養に留まることができる最も効率の良い範囲が103万円です。結果的に103万円で働くことを止める自発的な失業調整が女性の社会進出を阻害しているといわれ、これまで議論されてきた「配偶者控除の廃止」は、その制限を無くしてより多くの女性に働いてもらう事が目的のようです。
 103万のガラスの天井を意識して、収入を押えている働き方をしている人は、現在1400万人と言われているのです。

 さて、“103万円の壁”ですが、例えば妻が103万円を超えて1万円を稼いでも、夫の合計所得が1千万円以下なら『配偶者特別控除』があるので、住民税と所得税を差し引いても8,500円が手元に残る仕組みになっていますから、女性の社会進出を阻んでいるのはむしろ、“103万円の壁”を強調する政府の方だという専門家もいます。本来なら、働くほどに手取りは増える、という事実を政府は訴えていく必要がある」という意見もあります。
 周辺にも夫の扶養の範囲で「調整」をして働く女性が多くいますが、「調整」は本人の能力に対する仕事の質と納得度を下げます。103万にあまりとらわれずに働けるよう、情報の提供が必要だと思います。