Vol.6 大生涯学習時代、子どもも大人も学ぶ

「生涯学習」、つまり学ぶというのは子どもの頃だけではないし、学校に通っている時間だけではない、一生学んでいくという考え方と同時に人の人生は画一的なわけではないという考えです。
 学力は授業時間に比例するのではなくて学習時間に比例します。授業時間というのは他動的に増やすことができますが、学習時間というのは自分から動かない限り増えません。
それゆえ、「自ら学び自ら考える」というのがとても大事なわけです。
 NPO教育支援協会では、そういった観点から、子どもたちの放課後・土日の学びの場を創り出しています。
そこには当然指導者が必要で、地域の大人が子どもたちの指導に当たることを前提としており、自分の持つスキルや能力を子どもたちの学びに活かしてもらい、地域全体で子どもの学習や体験活動を支えようという考えです。指導者になることで大人も学ぶことになります。
 かかわり方も多様でいい。仕事をしている人、大学生・高校生、主婦、退職した人など、活動趣旨に賛同するたくさんの市民が関わって活動の公共性や公益性を担保していくことが本来NPOの姿です。
 世の中が多様化している中で生きていくこれからの子どもたちには、さまざまな立場や年齢の人とのかかわりを通じたさまざまな体験が必要です。つまり、地域のおじさん、おばさん、お兄さん、お姉さんといった子どもたちにとっての「ナナメの関係性」が必要なのです。
北海道の子どもたちが楽しく学ぶ環境を北海道全域に作り出していくには、各地域にそういった社会教育を担う指導者が生まれることが必要です。